母の介護1
84歳の母は認知症と圧迫骨折からの腰痛で
歩くのも辛く、ちょっと大変になってきました。
妄想が半端なくリアルで、
ネズミが壁を歩いていると、軽いジャブから。
えっ、ほんま?マジ、どっから入った?
真剣に母の証言の裏付けをとるため
仏壇を動かしてみたり、椅子に乗ってタンスの上を眺めたり
あー〜今、今、押し入れから音がしたと、
新たな証言を
ほら、ほら、あんた聞こえないの〜と
相手を追い込む恐怖は、稲川淳二バリなテクニック。そんな稲川淳二顔面偏差値500のババアに言われたら、びびって探すでしょ。小心者ですから。ネズミなんて怖くて。
小一時間たって気づいたわ。
ボケたなって。やばい…。
ある意味、ネズミや、稲川淳二よりも
背筋がゾッとした。
ババアはシレッと何もなかったようにどら焼き食ってた。
深夜1時回ってた。
ババア、、、、。
トイレに起きるたび、幻覚をみる。
誰も幸せにならない、一文にもならない
スペックを母が宿した夜でした。